Core Courses

1年秋学期必修科目

Data & Decisions (確率・統計学)

 講義主体。確率、期待値、正規分布、仮説検定、回帰分析等について学習する統計学の基礎コースです。工学部や経済学部出身の方は大学時代にも履修しているかもしれません。Andersonでの講義の特長として、毎回ケース(実際のビジネスの1場面を想定した状況)を使用し、どのように統計学を利用するのかということを合せて学習していきます。この科目はファイナンス、マーケティング、オペレーションやその他の応用科目の基礎になりますので、少しでも不安のある人はこの機会にしっかりと勉強しましょう。2015年は個人の宿題6回、グループワーク3回、中間テスト、および期末テストがありました。

 

Financial Accounting (簿記・財務会計)

 講義主体。簿記・財務会計の基礎編ですが、Andersonでは「財務諸表を読み慣れる」ことに主眼を置いており、宿題やテストは基本的に実際の企業の財務諸表(Form 10-Kといいます)を使用します。これまで会計の知識が無かった人も、秋学期が終わるころには企業の財務諸表を難なく読めるようになっているはずです。2015年は個人の宿題10回、中間テスト、および期末テストがありました。

 

Managerial Economics (経済学)

 講義主体。経営者の意思決定の観点から、ミクロ経済学の理論及び各種経済モデルを用いた現実の諸問題への応用を学ぶコースです。Marginal Revenue(限界売上)及びMarginal Cost(限界費用)を用いた利潤最適化、需要の価格弾力性、回帰分析を用いた需要予測、異なる市場タイプにおける需給均衡点の算出等が講義の対象となります。2015年はグループワーク8回、中間テスト、および期末テストがありました。

 

Marketing Management (マーケティング)

 講義とケースディスカッションとの混合型。週2回授業があり、1回目で理論を学習した後、2回目でケースを用いて理論の応用手法をディスカッションする形式となります。マーケティングの骨格となる3C(分析)、STP(戦略)、4P(戦術)の各要素を毎週1つずつ詳細に学習します。コア科目の中ではClass Participationの割合が大きい科目の1つであり、多くの日本人にとってはChallengingな面もありますが臆せず発言しましょう。また、学期の最後のプロジェクトとして、今までに学んだ理論を用いて実際の企業・製品のマーケティング戦略をチームで検討し、クラスメイトに対してプレゼンテーションをします。

 履修時期については、後述のファイナンスとの選択が可能となっており、ファイナンスを選択した場合は、マーケティングは冬学期に履修することになります。2015年は個人の宿題6回、グループワーク2回、ファイナルプレゼンテーション、および期末テストがありました。

 

Foundations of Finance (ファイナンス)

 講義主体。金融・財政学の入門編です。投資や企業財務に関連した基礎概念を習得することに主眼を置いています。現在価値法、予算計画作成法、株式の最適ポートフォリオ構築法、Capital Asset Pricing Model(CAPM)など、ファイナンスを学習していく上で必要不可欠な内容を学びます。基本的には計算力が物を言うので日本人にとっては取り組みやすい科目でしょう。一方、座学一辺倒といかないのがAndersonらしく、グループワークではケース分析・ライトアップ提出に加えてプレゼンテーションもあるため、しっかりと準備する必要があります。2015年は、グループワーク6回、中間テスト、および期末テストがありました。 上述のとおり、履修時期についてはマーケティングとの選択となります。

 

 

 

1年冬学期必修科目

Marketing Management or Foundations of Finance

 秋学期に選択しなかった方のコースを受講することになります。


Operations & Technology Management(生産管理論)

 講義とケースディスカッションとの混合型。企業の最終目的は利益を上げることとの認識のもと、生産工程、サービス工程のオペレーションをどのように改善すれば利益を上げることができるか、というマネジメントの視点から様々な理論、事例を学びます。生産性の解析、最適在庫理論、待ち時間理論などの基礎的な分析手法も習得します。製造といえば日本のお家芸というだけあって、ビジネス・ケースには日本の企業が多く登場し、トヨタ生産方式は毎年必ず取り上げられています。2015年はオンラインクイズ5回、オンラインビデオクイズ5回、個人の宿題4回、グループワーク1回、および期末テストがありました。

 

Business Strategy(企業戦略論)

 ケースディスカッション主体。企業が如何に競争優位を確立し、それを長期的に維持していくかという経営戦略全般を議論します。さまざまなフレームワークを学び、それらのフレームワークを応用しながらケース分析をします。Wal-Mart, GE, Boeing日本人にとっても馴染み深いアメリカの代表的な企業からニッチ市場参入を成功させたベンチャー企業まで様々な企業の経営戦略を学ぶことができます。また、ゲストスピーカーシリーズとして、UberやUmami(800 degreesの親会社)のエグゼクティブが来校し、その戦略について議論・分析をする機会もあります。ディスカッション主体のため、必修科目の中ではクラスでの発言が最も成績に反映されますので、積極的に意見を言うようにしましょう。2015年はグループワーク5回、中間試験、および期末試験がありました。なお、履修時期については冬学期、春学期のどちらかから選択することができます。

 

 

1年春学期必修科目

Business Strategy(企業戦略論)

 冬学期に選択しなかった場合は、春学期に受講することとなります。

 

Organizational Behavior(人事組織管理論)

 講義とケースディスカッションとの混合型の授業。マーケティングやストラテジーのような体系的なフレームワークがるわけではなく、各種論文のリーディングから分析の枠組(例えば、労働コスト削減、権限委譲によるモラルアップ、業績リンクの給与制度、人材多様性のマネジメント等)を個々に把握し、ケースを分析し、クラスディスカッションを行うことになります。企業の成長に合わせた人事・組織のマネージメントといった日本企業でもなじみのあるテーマもあれば、多様性の議論などアメリカの組織・労働環境を前提とした日本人には取り組み難いテーマもあります。Quantitativeな分析は全く無い為、日本人を初めとするInternational Studentsにとっては厳しい科目の一つだと思われます。2015年は個人の宿題1回、グループワーク1回(ケースライトアップ提出のうえ、Anderson Alumniに対してプレゼン)、中間試験、期末試験がありました。

 

Communication Development for Leaders (コミュニケーション)

 2010年からスタートした必修科目です。プレゼンテーション能力の向上を目的としています。授業では、上手なプレゼンテーションはどのようなものであるか、どのような訓練を行うべきかといったことについて、実際のスピーチなどを見ながら分析・議論していきます。学期末の課題である、Take a Standという5分程度のプレゼンテーションを行いますが、学期初め・中間に各1回ずつのプレゼンテーションを行い、教授及びクラスメートからフィードバックをもらいながら、ブラッシュアップしていきます。

 

 

 

必修科目の免除試験

 必修科目については免除試験を受けて免除することが可能です。免除することのメリットは、秋学期から選択科目を受講する余裕ができるということだと思います。秋学期の科目は、これから2年間の学習に必要な知識詰め込み型のものが多いので、既に知っている科目は退屈になってしまう可能性があります。十分に知識があると思う方は免除試験を受けてみるとよいでしょう。